【創業者インタビュー】人生は何歳からでも変えられる。「色」で人の可能性を引き出し、世界をつなぐICPA代表理事・二宮恵理子の軌跡

画像

Index

はじめに

パーソナルカラーや骨格診断を通じ、多くの女性の起業やキャリアアップを支援している一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会(ICPA)。今回は、2017年の協会設立以来、国内外で通用するプロフェッショナルを育成し続けている代表理事の二宮恵理子氏に、Colory編集部がインタビューを行いました。

専業主婦から飛び込んだ「色の世界」での原点から、スクール開校、そして協会設立への挑戦。さらに「資格をビジネスに変える秘訣」や、これから一歩を踏み出そうとしているすべての方へ向けた力強いメッセージをお届けします。

「私にもできることがあるかもしれない」色に魅了された原点

当時の診断風景(2006年頃)

ーー本日はよろしくお願いいたします。まずは、二宮先生が色の世界に入ったきっかけと、プロとして生きていく決断を下した転機について教えてください。

二宮恵理子氏(以下、二宮): 私が色の世界に出会ったのは、26年前の2000年のことです。下の子が小学生になり、少し子育ての手が離れた頃で、「これからは自分のために何ができるだろう」と考え始めたのがきっかけでした。様々な習い事をする中で、ふとカルチャースクールで「パーソナルカラー1日体験」という案内を見つけ、何よりも「カラー」という言葉に惹かれたんです。

実際に診断を受けてみると、「色だけでこんなに顔の印象が変わるんだ!」とまるでマジックを見ているような衝撃を受け、すっかり色の世界に夢中になりました。

ーー最初は仕事にしようとは思っていなかったのですか?

二宮: はい、まさか仕事にしようなんて思っていませんでした。ただただ色が好きで、会う人みんなにパーソナルカラーの面白さを話していたんです。 当時の私は特別な才能や資格があったわけでもなく、再就職にも年齢的な壁を感じていました。だからこそ「何か自分にできることを身につけたい」と考え、色に出会ってからは、それまでの人生で一番というくらい一生懸命勉強しました。

そんな私を見ていた友人から、「そんなに好きだったら、これを仕事にしたらどうなの?」と言われたんです。その一言が大きな転機になり、「もしかしたら、これが私の仕事になるのかもしれない」と思えるようになりました。 色との出会いは私に資格を与えてくれただけでなく、「自分には何もない」と思っていた私が「私にもできることがあるかもしれない」と思えるきっかけになった。それが、色の世界に入った一番大きな意味だったと思います。

人々の想いに導かれた「スクール開校」と「協会設立」の軌跡

ーーその後、個人での活動からスクールを開校し、2017年にはICPAを設立されました。そこに至るまでにはどのような背景や壁があったのでしょうか?

二宮: 当時はまだパーソナルカラーという言葉自体が今ほど知られておらず、仕事にしている人も少なかったので、診断を受けた方が「すごく良かったから」と次々に友人を紹介してくださいました。そこからカルチャースクールや専門学校、大学などでも教えるようになっていきました。

そんな中、診断を受けた方から「私も先生みたいにパーソナルカラーを教える人になりたい」と言われたんです。最初は「プロを育てるなんて絶対無理」と思いましたが、「先生のご自宅でも構いません。私にも教える方法を教えてください」という真剣な熱意に心を動かされ、プロを目指す方を育成するようになりました。

ーーそこから、どのように「協会設立」へとつながっていったのですか?

二宮: 私のところで学んだ方たちがプロとして活動していく中で、「この方たちが社会で信頼していただける資格をきちんと作りたい」と思うようになりました。また、韓国から学びに来てくださった生徒さんとの出会いもあり、「日本だけでなく、国際的に活躍できるプロを育てたい」という思いも強くなりました。

そして2017年7月に設立したのが、一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会(ICPA)です。ですから、協会設立の一番の原点は私自身の願望ではなく、生徒さんたちの「プロになりたい」「先生のように活動したい」という熱い思いがあったからなんです。

ーー協会を設立されてから、直面した壁はありましたか?

二宮: 実は一番大きな壁は「経営」でした。個人の頃は好きなことを楽しく活動していればよかったのですが、協会を作ったことで、会員の皆さんを「私の子どもたち」のように感じるようになりました。この人たちがプロとして長く活動していくためにどうすればいいのかを考える責任が生まれ、組織を継続するための「経営」に向き合うことになったんです。

でも、その経験があったからこそ「人を育てる側」としても成長できました。自分が成功することだけでなく、「学んだ人たちがどうすれば活躍し続けられるか」を考えられるようになったことが、大きな意味を持っています。

「型にはめるのではなく、一人ひとりの魅力を引き出す」ICPA独自の強みと直営校【Imagination Colors®】

ーーICPAの大きな強みである「15分類進化型パーソナルカラー」と「骨格診断α」について、他の資格との違いを教えてください。

二宮: 「15分類進化型パーソナルカラー」では、従来の4シーズンだけでなく、イエローベースとブルーベースの間にある「ニュートラル」という考え方を取り入れています。実際には完全にイエベ・ブルベと分けきれず、これまでの診断でしっくりこなかった方も多くいらっしゃいます。無理にどこかの箱に入れるのではなく、「診断のために分類するのではなく、その人を理解するために分類を使う」ことが大切です。

「骨格診断α」も同様に、ファッションは骨格だけで決められるものではありません。パーソナルカラー、顔立ち、パーツなど、その人全体をトータルで見て「この人が一番魅力的に見えるにはどうしたらいいか」を提案する。そこがICPAが持つ診断の大きな特徴です。

ーー大阪の都島・梅田エリアにある直営校「Imagination Colors®」にはどのような方が学びに来られていますか?

二宮: 20代から70代まで幅広いですが、特に50歳前後の方が多いですね。子育てが一段落し「これからは自分の人生を生きたい」と来られる方が、「私にこんなことができるんでしょうか?」と言いながらも、学んでいくうちに自分のやりたいことを見つけてどんどん変わっていかれます。海外で活躍されている方や、出版されている方もいます。

私が目指しているのは「二宮恵理子のコピー」を作ることではなく、一人ひとりが自分らしい強みを持ったプロになって、自分の人生を切り拓いていくことです。

より分かりやすく、より身近に。「ICPAスペクトルカラー診断®」

ーーICPA独自の「ICPAスペクトルカラー診断®」とは、どのようなものなのでしょうか?

二宮: 虹や光のスペクトルからきた7色のカラードレープを使い、その人にとって心地よく感じる色や、似合う色の順番を見ていく診断です。 きっかけは2017年のイベントで、特に男性から「僕には何色が似合うんですか?」と聞かれることが多かったことでした。色の三属性などを細かく説明するより、もっとシンプルに「あなたにはこの色が似合います」と言える診断を作りたかったんです。

この診断には、今の自分が必要としている色(心が元気になる色)を見つける「内面カラー」と、周りから見て美しく魅力的に見える「外面カラー」の考え方があります。「内面で元気になり、外面で輝く」。7色というシンプルな構成なので、パーソナルカラーが初めての方や男性、年齢を重ねた方にも分かりやすく楽しんでいただけます。

資格を「ビジネス」にする秘訣、選ばれるプロになるために

ーー資格を取得後、仕事として軌道に乗せるための秘訣や、「選ばれるプロ」になるために大切なことは何でしょうか?

二宮: まずお伝えしたいのは「諦めないこと」です。最初から順調にいく人ばかりではありません。思うようにいかない時期があっても、諦めたらそこで終わってしまいます。 そして、ファッションや美容の世界は日進月歩ですから、「学び続けること」も欠かせません。

でも、それ以上に大切なのは「この方に心から綺麗になってほしい、喜んでほしい」という気持ちです。目の前のお客様を「診断する対象」ではなく、「この方の魅力をどう引き出せるだろう」と本気で考えること。その気持ちは必ずお客様に伝わり、「またこの人にお願いしたい」という信頼に繋がります。人を綺麗にすること、人に喜んでもらうことが好きという気持ちを大切にすることが、長く選ばれるプロでいるための原点です。

現場経験を重視。今後のICPAの展望とメッセージ

ーー現在ICPAで活躍されている会員の皆様への思いや、今後の展望を教えてください。

二宮: 会員の皆さんに一番大切にしてほしいのは「経験すること」です。優秀な人だけに仕事を振るのではなく、できる限り平等に現場経験を積んでいただきたいと思っています。「可愛い子には旅をさせよ」と言うように、最初から完璧を求めるのではなく、現場でお客様と接し、経験を積み重ねることで初めてプロとしての力が育ちます。

今後は、日本だけでなく世界中の人が色を通して自分らしく幸せになれるよう、国際的な活動にも力を入れていきます。簡単に資格が取れる時代ですが、私は時間がかかっても「現場で通用する本物のプロ」を育てていきたいと思っています。

Colory読者へ。人生は何歳からでも変えられる

ーー最後に、これから一歩を踏み出そうとしているColory読者へメッセージをお願いします。

二宮: 色やファッションには、人を元気にする力があります。色彩心理で内面が元気になり、似合う色を知って外見も輝く。一人でも多くの方が「自分って、こんなに素敵だったんだ」と気づいてくださったら本当に嬉しいです。

もし「私も色やファッションを仕事にしてみたい」と思う方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。人生は、何歳からでも変えることができます。私自身がそうだったように、最初は「私にできるのかな?」と思っていても、一歩踏み出すことでそこから新しい人生が始まります。色を通して自分自身も、そして誰かの人生も輝かせる。そんな仕事を、一緒に目指していけたら嬉しいです。

■ 編集後記「自分には何もない」という思いからスタートし、目の前のお客様や生徒の熱意に真っ直ぐに応え続けてきた二宮氏。その軌跡は、「人生は何歳からでも変えられる」という力強いエールそのものでした。Colory編集部では、これからも読者の皆様の背中を押すような、彩り豊かな発信を続けてまいります。(Colory編集部)

画像
画像

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

Share This♡

記事を書いたライター

一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会(ICPA)が運営するコラムサイトColoryの編集部です。

「色を通じてHappy&Colorfulな毎日を貴方に♡」をモットーに、パーソナルカラーをはじめ、色やイメージに関する様々な情報をコラム形式でお届けします♡

Index
閉じる