みなさま、こんにちは!
国際カラープロフェッショナル協会の柏原静香です。
春らしく穏やかな気候が心地いい季節になりましたね。
新年度も始まって心機一転、新しいことに挑戦している方も多いことと思います。
みなさま、お健やかにお過ごしでしょうか?
さて【色彩心理】シリーズ9回目の今回は、白の心理です!
ぜひともご覧くださいませ✨
「白」ってどんな色?
みなさんは「白」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
純粋、清潔、きれい、軽い…
すっきりとした印象があります!
白は自由と開放をあらわす色です。
なぜなら、白は、ほぼすべての光を反射する性質をもつ色だからです。
太陽光は無数の色の光が合わさっています。
私たちの目に見えている色は、すべて太陽光の中に含まれている色でもあります。
色にはそれぞれさまざまな性質があることは、この【色彩心理】シリーズでもお伝えしていますね。
白は、そういったさまざまな色が持っている性質をすべてはね返します。
白を見て、心がすっきりした、晴れやかな気分になった
と感じたことはありませんか?
白は、あらゆるしがらみからあなたを解放してくれる色なのです。
また、白は美しさを象徴する色でもあります。
私たちは「白」という色に「汚れや穢れのない」というイメージを持っているからです。
「美白」「漂白」「純白」「白鳥」という言葉、
どれもきれいとか美しいものというイメージを持ちますよね。
確かに!
商品のPRをするときも、「白」という言葉を入れると、
「きれいになる」というプラスのイメージがわきます!
白には、「美しい=汚してはいけない」というイメージがあるので、
清潔を保ちたいもの(ところ)は、あえて汚れが目立ちやすい白にするのもいいアイデアですよね!
白が秘めている力
白は健康によい色です。
なぜなら、白い布地は私たちの身体に必要な光を供給してくれるからです。
白は光を反射するのではないのですか?
そのとおりです。
しかし、白い布地は光を透過するのです。
つまり、不透明な物体の表面の色としての白は光を反射し、薄い布地や紙の場合は光を透過するのです。
私たちは太陽光を浴びることで身体に必要な栄養を作ったり、ホルモンを分泌したりします。
下着や洋服の色を白にすると身体に有効な光が透過し、健康にいいと言われています。
反対に、黒い布地は身体に有効な光まで吸収・遮断してしまいます。
もしも暗い色の服ばかり着ている人で、身体の不調があるなら、白い服を着るようにしてみて下さいね。
白を選ぶときの心理状態
「なんだか最近、白が気になる」という方はいらっしゃいますか?
現在のあなたがポジティブな場合
白はリセット、再スタートをあらわす色です。
現在のあなたは過去のしがらみから解放され、前に踏み出す準備ができたのではないですか?
あるいは、何か新しいことを始めようとしているときなのかもしれません。
あなたの前には真っ白なキャンバスが広がっていて、あなたの望む道を描いていくことができます。
恐れずに前に進んで行ってくださいね。
現在のあなたがネガティブな場合
白は完璧主義をあらわす色です。
現在のあなたは高い理想に向かって努力しているのですが、ストイックになりすぎて、疲れているのかもしれません。
あるいは完璧を求めるあまり、あなたと周囲との間の温度差に、もどかしく感じているのではありませんか?
あなたが現状を変えるために何かしら行動を起こしたいなら、赤、橙、黄などの暖色系の色を、
あなた自身が冷静さを取り戻したい、またはリラックスしたいなら、緑、青、紫などの中性色や寒色系の色を取り入れてみて下さいね。
色の力を借りて、一歩前進してみましょう。
白にはそんなメッセージがあるんですね!
白が好きな人あるある
みなさんは、「好きな色は何色ですか?」と聞かれたら何色と答えますか?
好きな色であなたの性格の傾向がみえてくるかもしれません。
今回は白が好きな方についてみていきます!
※あくまでも色の性格をもとにしており、すべての方に当てはまるわけではないのでご注意ください。
✔完璧主義
✔努力家
✔純粋
✔相手に合わせられる
✔潔癖なところがある
✔警戒心が強い
いかがですか?当てはまるものはありましたか?
白が好きな人は素直でまっすぐなイメージですね!
まとめ
今回は白の心理についてお話し致しましたが、いかがでしたでしょうか?
白は、黒と同じく生活感のない無機質な色です。
一見、個性が感じられない色に見えますが、他の色を引き立てる色でもあります。
どんな色とでも組み合わせることができて、さらにその色を鮮明に見せてくれます。
暮らしの中で効果的に取り入れていきたい色ですね!
白を手軽に取り入れやすいのは、やはりファッションですよね。
健康にもいい影響を与える色なので、ぜひ積極的に取り入れてほしいです。
おすすめは、シャツやブラウスなど上半身にもってくることです。
お顔周りがパッと明るくなります。
余談ですが、運転免許証の写真を撮るときは、上に着る洋服は白がおすすめですよ✨
ところで、白い洋服を選ぶとき、いろいろな白があって困ったことはありませんか?
まぶしいくらいの真っ白、やや黄色っぽい白など。
「白に似合う、似合わないがあるのか?」と思うかもしれませんが、
実はあるんです!
もし自分に似合う白が知りたいなら、一度パーソナルカラー診断を受けてみて下さい。
あなたにピッタリの白がわかりますよ✨
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国際カラープロフェッショナル協会のサロン部門「Imagination Colors」のパーソナルカラー診断
【引用】
野村順一,『色彩生命論 イリスの光』,㈱住宅新報社,1996.
二宮恵理子,『好きな色は似合う色』,propus(株式会社サテライト),2020.