みなさま、こんにちは!
国際カラープロフェッショナル協会認定スペクトルカラー診断士のShizukaです。
さて【スペクトルカラー】7色の色彩心理シリーズ5回目の今回は、緑の色彩心理について深掘りします。
ICPAスペクトルカラー診断®︎(以下、スペクトルカラー診断)については、こちらをご覧ください。


【スペクトルカラー】7色の色彩心理:黄色をまだ読んでいない方は、こちらをご覧ください。


内面カラーを読み解く|中性色
前回に引き続き、実際に内面カラー診断の結果を読み解いていきましょう。



前回は暖色系でしたね。確かに赤、オレンジ、黄、ピンクが気になるときは、アクティブな気分のことが多い気がします!



そうですね!暖色系には心身を活発にする作用があります。一方で中性色には、心身を落ち着かせる作用があります。詳しく見ていきましょう!
「内面カラー診断」では、7色のスペクトルカラードレープを用いて、あなたが心地よく感じる色を選び、その順番に並べたりします。
今回は、選ばれた内面カラーが、中性色の場合における心理的傾向について読み解いていきます。
スペクトルカラー7色のうち、中性色は緑と紫です。
色彩心理における中性色とは、暖色と寒色の中間に位置する色を指します。
「暑さも寒さも感じない」「興奮状態でも鎮静状態でもない」「外向的でも内向的でもない」
いわば「平静」「フラット」「ニュートラル」な状態です。
内面カラーで中性色を選んだときは、過度な興奮や鎮静状態をリセットしたい、ストレスを癒したい、あるいは自分の内面とじっくり向き合いたいという欲求のあらわれといえます。
もちろん、同じ中性色であっても緑と紫ではそれぞれの持つメッセージが異なります。
ぜひ以下を参考に、あなたの内面からのメッセージを確認してみてください。
- 緑|休息と協調、成長への欲求
-
緑は心身に休息を与える色のため、「心身の疲れを癒したい」という欲求が高まっています。
また、中立の色であることから「周囲と良好な関係を築きたい」というバランス感覚が働いている状態です。
さらに、植物を連想させる緑には「新しいことに挑戦したい」という成長へのサインが出ている可能性もあります。 - 紫|精神的癒し、内省への欲求
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「自分の内面と深く向き合いたい」という欲求が高まっています。
紫は最も精神に働きかける色であり、感情と理性がせめぎ合って葛藤しているときにも選ばれます。
肉体的な休息よりも「精神的な癒し」や「内省」を求めている傾向があります。
中性色を心地よく感じるときは、あなたの心が「プレッシャーから解放されて、フラットな自分に戻りたい」というサインを出している状態です。
ぜひその直感にしたがってご自身をいたわる時間を取ってみてくださいね。
内面カラー:緑
ここからは、スペクトルカラー7色の一つである緑について掘り下げていきます。
内面カラー:緑の色彩心理
緑は、心身を癒し、安心感をもたらす「再生と休息」の色です。
植物や森林を象徴する緑は、生命の生存に不可欠な自然の色であり、私たちの心に深い安らぎを与えてくれます。
心身ともに疲れたときに緑を目にすると「ホッと一息つける」のは、人類が進化の過程で「緑豊かな環境」=「安心・安全に暮らせる環境」という、本能的な感覚を育んできたためです。
さらに生理的な観点からも、緑色の光は可視光線※の中で波長がほぼ中間に位置し、網膜への負担が最も少ない色とされています。※可視光線…人間の目で見ることができる光(電磁波)のこと。波長は、約380〜780ナノメートル(nm)で、紫から赤までの色を感じ取ります。そのため、目や脳に過度な刺激を与えず、休ませることができます。
また、緑は「新しい始まり」「成長」「命の芽吹き」の象徴でもあります。
植物が冬の厳しい寒さに耐え抜き、春に新しい芽を出す(新緑)ように、疲弊した心や停滞した状況をリセットし、再び前へ進むエネルギーを与えてくれる色なのです。
緑が心地よく感じられるとき、あなたの内面には以下のような状態にあるかもしれません。
- 心身が休息を求めている
- プレッシャーや不安から解放され、安心感を求めている
- 優しさや穏やかさを取り戻したい
- 思考や感情のバランスを整えたい
- 新しい挑戦や学びを始めたい
- 自然体の自分でいたい
- 周囲と良好な関係を築きたい
今のあなたは、自分自身を慈しみ、自分の心とじっくり向き合いたいと感じているのではないでしょうか。
心地いい緑の選び方


緑は、温かみのある暖色と、冷たさを感じさせる寒色の中間に位置する「中性色」です。
暑さや寒さといった極端な温度感を与えないため、見る人に心地よさをもたらします。
「興奮」と「鎮静」の間で心身をフラットな状態へと導いてくれる、まさに「中立(バランス)の色」といえます。
また、緑は黄色と青が混ざりあってできる色です。
「知的で好奇心旺盛な黄」と「理性と鎮静の青」が合わさることで、緑は「物事を柔軟に受け入れ、冷静に思考する」という性質を持ちます。
そのため、感情的にならず冷静に状況を見極めて対処でき、周囲と調和する穏やかさと謙虚さにつながります。
緑の中でも、色の調子(トーン)によって内面の欲求が少しずつ異なります。
今の直感に合わせて選んでみてください。
- 鮮やかではっきりした緑
-
「新しい自分へ生まれ変わりたい」という欲求が高まっています。
単に休みたいというよりは、リフレッシュして自分をアップデートしたいという前向きなサインです。 - 明るくて優しい緑
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「安心感と癒し」を求めています。
日々のプレッシャーから解放され、ホッと安心できる場所で心を休ませたい気持ちのあらわれです。 - くすみのある緑・落ち着いた緑
-
「自然体でいたい」という欲求が高まっています。
周囲に気を遣ったり、仲裁役を担ったりすることに少し疲れているのかもしれません。
刺激を避け、自分のペースを大切にしたいという気持ちを優先してみてください。
内面カラーが緑だったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
外面カラー:緑
次に、外面カラーとしての緑について深掘りしていきましょう。
外面カラー:緑の効果
緑には、以下のような特徴があります。
- 中性色(暑さも寒さも感じさせない色)
- 穏やかで落ち着いた色
- フレッシュでみずみずしい色
- ナチュラルで自然体な色
- 目や心にやさしい色
緑が似合う方は、お顔立ちや色素(肌、髪、瞳など)に、これらの要素と調和する特徴をお持ちです。
緑の持つ穏やかでナチュラルな魅力が、その人本来の美しさを引き立ててくれます。
また、緑は赤の補色(色相環で反対側に位置する色)です。
そのため、お顔周りに緑を取り入れると肌の赤みを抑え、すっきりとした印象に見せる効果があります※。
(※メイクの際、お肌の赤みをカバーするために、グリーンのコントロールカラーを使うのをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。)
明るすぎず暗すぎない絶妙なトーンの緑は、お顔に自然な立体感もプラスしてくれます。
ファッションに緑を取り入れると、穏やか、協調的、誠実、ナチュラル、フレッシュといった魅力を演出できます。
ご自身が目指したいイメージや、周囲に与えたい印象にマッチする場合は、ぜひ日々のコーディネートに取り入れてみてくださいね。
緑の外見イメージ


「緑を取り入れたい」と思ったとき、どんな緑を選べばよいか迷うことはありませんか?
一口に緑と言っても、明るさや色味によって与える印象はさまざまです。
ここでは、なりたいイメージやその日の気分に合わせて選べるように、代表的な緑の外見イメージをご紹介します。
若々しい・さわやか・アクティブ
黄みを帯びた明るくクリアな緑は、新緑のように若々しくアクティブな印象を与えます。
希望に満ちたフレッシャーズのような、快活でエネルギーあふれる魅力が特徴です。
明るく親しみやすい雰囲気をつくれるため、社交性を高めたいときや、周囲との交流を深めたいときにおすすめです。
ナチュラル・落ち着いた・シック
深みのある暗い緑やくすんだ緑は、ナチュラルで落ち着いた印象を与えます。
深い森林を連想させる自然な色合いは、見る人にほっとする安心感や心地よい安らぎをもたらします。
穏やかで知的な大人の雰囲気を演出したいときにぴったりです。
優しい・上品・涼やか
青みを帯びた明るくて柔らかい緑は、優しげで涼やかな印象を与えます。
主張しすぎず、ミントのようにさわやかで控えめな風合いが魅力です。
上品で柔らかい雰囲気をまといたいときに最適です。
クール・知的・華やか
鮮やかではっきりとした緑は、クールで華やかな印象を与えます。
パッと目を引く鮮やかさがありながらも、刺激が強すぎず心地よさを感じさせるのは、癒しの色である緑ならではの魅力です。
エメラルドのように気品があり、知的な存在感を放ちます。
派手になりすぎないため、鮮やかな色に慣れていない方でも挑戦しやすい色です。
色が持つ力を味方につけて、毎日をもっと楽しく彩ってみませんか?


さて今回は、「内面から輝く!【スペクトルカラー】7色の色彩心理シリーズ」第5弾として「緑」をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
緑は、疲れた心と身体をそっと包み込んでくれる「癒しと回復」の色です。
「疲れたときに自然や緑を見たくなる」というのは、心理的・生理的にも理にかなっていますので、少しお疲れ気味のときはぜひ日常に取り入れてみてくださいね。
また、内面カラーで「緑」や「紫」といった中性色を選んだときは、「心と身体を一度リセットして、落ち着かせたい」というサインかもしれません。
そんなときは無理をせず、ご自身をいたわり、心とじっくり向き合う時間を作ってみてくださいね。
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【参考文献】
二宮 恵理子,『好きな色は似合う色』,propus(株式会社 サテライト),2020.
福田 邦夫,『増補改訂版 色の名前辞典519』,株式会社 主婦の友社,2023.
野村 順一,『色彩生命論 イリスの光』,株式会社 住宅新報社,1996.
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