こんにちは!国際カラープロフェッショナル協会の樋󠄀口かれんです。
これまでの記事では、男性向けに一般の骨格診断3タイプ「ストレートタイプ(≒Mライン・筋肉質型)」「ウェーブタイプ(≒Hライン・スレンダー型)」「ナチュラルタイプ(≒Yライン・逆三角形型)」について解説しました。
今回は「ストレートタイプ(≒Mライン・筋肉質型)」の内容を発展させて、ぽっちゃりさん向けに体型カバーの法則と似合うファッションについてお伝えしたいと思います。
ちなみに、ぽっちゃりさん向けストレートは、筆者の属する国際カラープロフェッショナル協会が提唱する「ラインアナリシス(体型分析)7タイプ」の中では、Oライン(楕円型)に該当します。
Sライン(理想型)/Oライン(楕円型)/Qライン(三角形型)/Uライン(普通型)/Yライン(逆三角形型)/Hライン(スレンダー型)/Mライン(筋肉質型)
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Oライン(ぽっちゃりさん向けストレート)の特徴
筋肉質で存在感のあるOライン(ぽっちゃりさん向けストレート)タイプ。他にも下記のような特徴が見られます。
- どちらかというと首は短め
- 鎖骨や肩甲骨が見えにくい
- 腕や胸、おなか周りなど上半身の脂肪が多い
- ボトムスよりもトップスの方がワンサイズ以上大きい
- 手首の断面は円形で厚みがある
- 腰位置は高く、ヒップにボリュームがある
- 肌にハリ・弾力がある
- 上半身に比べて、膝下はほっそりしている
このような特徴から、ゆったりとした服やオーバーサイズの服を着ると、体型カバーどころか逆に着太りしてしまう…なんてことも。
着る服に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
でも大丈夫。ボディライン(骨格)に合った体型カバーの法則に従えば、どんな方でもカッコよくスタイルアップできるんですよ。
体型カバーの法則
ボディライン(骨格)に合ったスタイリングとは、①で述べた特徴を悪目立ちさせるものではなく、その良さを引き立てるものです。次の3つのポイントを意識すれば、Oライン(ぽっちゃりさん向けストレート)タイプの存在感のあるボディを生かしたまま、シュッとして見える着こなしが叶います。
- 全体のボリューム感
- 洋服のサイズ感
- 生地の素材感
それでは、3つのポイントについて詳しく解説します。
1つ目のポイントは全体のボリューム感です。Oライン(ぽっちゃりさん向けストレート)タイプの場合は、特に上半身を引き締めることで全体的にスッキリ着やせして見えます。まずカラーですが、暖色系のぼんやりした配色は体を実際よりも大きく見せる効果があります。そのため、明るい色が似合う方であっても、全体を明るい色だけでまとめるのはあまりオススメしません。Vゾーンなどお顔周りに取り入れて、全体をダークカラーで引き締めるのが◎。暗めの色が得意な人は全身に取り入れるとさらに効果的です。相手に好印象を与えながら体型カバーもできて一石二鳥です。続いてデザインですが、直線的でシンプルなものに限ります。ポケットなしのワイシャツやTシャツなどの装飾のないアイテムがオススメです。縦や斜めのラインを強調するセットアップスーツやセンタープレスパンツ、レジメンタルのネクタイなどは細見えします。コーディネートも同様に、「引き算」を意識した着こなしがベター。一枚でサラッと着るような、スタイリッシュな装いが様になります。その他、上半身の厚みをカバーするためにネックラインにもゆとりを持たせましょう。
2つ目のポイントは洋服のサイズ感です。体の肉感が気になるからといって、オーバーサイズの洋服で体型を隠そうとするのは逆効果。むしろボリュームが強調されて、余計に太って見えてしまいます。一方で、体にぴったりとした洋服は、ボディラインを拾ってしまい、スマートな印象が弱まります。スタイルアップのコツは、体にぴったり合う「ジャストフィット」を選ぶこと。また、袖丈や着丈は、長すぎず短すぎないスタンダードなものが良いでしょう。
3つ目のポイントは生地の素材感です。特に生地の厚みには気をつけましょう。厚手の生地は体をより大きく見せてしまい、薄手の生地は肉感を強調してしまいます。そのため、体の肉感を拾わない適度な厚みのある生地がベストです。また、生地表面の光沢感もOライン(ぽっちゃりさん向けストレート)タイプの肌質とマッチするものが良いでしょう。ややハリのあるスーツ地やギャバジンのコート地など、上質で光沢感のある素材が洗練された印象をプラスします。
この体型カバーの3つのポイントは、是非覚えておきたいですね!
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似合うファッションアイテム
続いて、Oライン(ぽっちゃりさん向けストレート)タイプが得意なアイテムを紹介します。
(例)
- 上質なスーツ地のセットアップ
- Vネック、襟ぐりの深いトップス
- 胸ポケットなしのワイシャツ・Tシャツ
- 光沢感のあるハイゲージニット
- 縦縞(ストライプ)や柄が大きいもの
- センタープレス入りのパンツ
- ストレートのスラックス・ジーンズ
- ハーフパンツ
- 装飾を省いたシンプルなデザインのアイテム
苦手なファッションアイテム
一方で、横のラインを強調するデザインや、体を大きく見せるアイテム、そして肉感を強調する素材は出来る限り避けた方が無難です。
(例)
- ネックラインが詰まったTシャツ・パーカ
- 横縞(ボーダー柄)や細かい柄のもの
- ノースリーブ
- ロングジャケット
- ルーズなものやオーバーサイズのもの
- スキニーデニムなどの細身パンツ
- 厚手のローゲージニット
- 薄手で柔らかいもの
- スウェットやジャージーなど伸縮性のあるもの
ただし、骨格診断はファッションの幅を狭めるものではありません。
着たいものはどんどん着て、ファッションを楽しむのが一番!
苦手なアイテムを取り入れる時は、体型カバーのポイントを思い出して工夫してみると良いですよ。
まとめ
以上、Oライン(ぽっちゃりさん向けストレート)タイプの特徴と体型カバーの法則、得意・苦手なファッションについて解説しました。
- 収縮・縦長効果のあるアイテムをすっきりまとめること
- サイズ感や袖丈・着丈は「ジャスト」を選ぶこと
- 上質で、ハリ・光沢感のある生地を選ぶこと
この3つを覚えて、ビジネスやプライベートにご活用ください!
スタイルアップのコツはつかんでいただけましたか?ご自身の持ち味を生かして、ファッションをもっと楽しんでくださいね。
次回は骨格Qライン(ぽっちゃりさん向けウェーブ)の特徴と似合うファッションスタイルをご紹介します。お楽しみに!
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